「書」の世界は、多様で奥が深く、一見、敷居の高いイメージがあるかもしれません。でも、みなさんが毎日のように目にする文字って、さまざまな「表情」を持っていると思いませんか?書き手はもちろんのこと、線の太さや勢い、用いる筆記具によって、文字から優しさや温もり、力強さが伝わってくる。思いが込められた文字には、人々に喜びや感動を喚起する力が宿っていると思うんです。幸せの瞬間、かけがえのない思い出…。お客さまと同じ時間を共有し、さまざまなメモリアルシーンを「文字」に表したい。そして、作品を通して、お客さまの心が和み、癒やされ、そして喜びへとつながってほしい…。そんな願いを込め、作品を手にしたお客さまの笑顔を思い浮かべながら、今日もまた私は筆をにぎるのです。
1973年、香川県高松市生まれ。
4歳から書を学び、1993年に毛筆・硬筆師範を取得。
コマーシャルカリグラファー(商業書道家)として、企業広告や店舗ロゴ、商品のパッケージラベルなどを数多く手掛ける一方、書道教室やワークショップなどを開き、大人から子どもまで幅広く、書の楽しさや魅力を伝える活動も展中2005年から、サンサン館みき(香川県)の「おとなの書あそび」講座講師、ひなた書道教室主宰、「HINATA ART」代表。